谷口 絹枝/著 -- 翰林書房 -- 2023.9 -- 910.268

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
県立館内 人文公開 /910.268/サイ239/ 305620262 人文図書 持出可能 利用可

資料詳細

タイトル 佐多稲子<階級>・<性>・<戦争>
著者 谷口 絹枝 /著  
出版者 翰林書房
出版年 2023.9
ページ数 405p
大きさ 22cm
個人件名 佐多/稲子
NDC分類(9版) 910.268
内容紹介 佐多稲子の文学において、近代はどのように体験されたか。全16編の論考で、佐多稲子の小説に埋め込まれた階級、性、戦争という異なった要素の問題がどのように関係しあっているのかを読み解く。
ISBN13桁 978-4-87737-477-8

目次

Ⅰ プロレタリア文学運動時代
  第一章 「性」と「階級」の関係からみる<女給小説>
  第二章 無産階級者というアイデンティティと女性身体
Ⅱ 文学運動の敗走期から戦時下へ
  第三章 新しい対関係への夢と挫折
  第四章 運動崩壊後の揺らぎの内実
  第五章 「女の生活」への視点
  第六章 「旅人」の視線という装置
Ⅲ 戦後の再出発
  第七章 戦後出発期にみる<戦争と女性作家>
  第八章 「女性」文学における戦後民主主義の女性像
  第九章 戦後的自己物語化とその困難
  第一〇章 誰が植民地主義の責任を問うのか
Ⅳ 作家としての円熟期へ
  第一一章 <同志的夫婦>とは何者か
  第一二章 六〇年代の短編にみる戦後民主主義の女性像のゆくえ
  第一三章 もう一つの『驢馬』の物語
Ⅴ 関連論文
  第一四章 昭和初期におけるコロンタイの恋愛観の受容
  第一五章 皇民化政策の中の「アジア」
  第一六章 石牟礼道子『苦海浄土』三部作